ホヤを食べてみたら、見た目以上に初体験が多かったお話
日本一周中には食べる機会に恵まれなかった「ほや」
正直関西では聞き馴染みが全くない謎の食べ物だが、今回は偶然手に入る機会ができたので食べることにしてみました
これが三陸地方で食べられている”ホヤ”
そもそもホヤというのは、俗称でホヤガイと呼ばれることもあるため貝類と思っていましたが、貝類ではなく、また魚類でもなく、ホヤ網という種類
しかもその種類、およそ2000種以上!!結構な種類がいるみたいです
ただ、その中でも食用として用いられているものは主にマボヤとアカボヤ(北海道の一部地域など)と呼ばれるもの
天然物もあれば養殖されているものもあるが、どちらにせよ東北より以北での生息や量産が多く、なかなか他地域で食べられる機会自体が無い
ちなみに触った感触としては、側面の皮は柔らかく、ぎゅっと押さえると、中に水がパンパンに入っていて逃げ道が無いような感覚で急に固くなる弾力感
頭部のトゲトゲ部分は硬い雰囲気です
そんな関西で見かけることはとても珍しいほやを今から調理していきたいと思います
見た目から、海のパイナップルとも呼ばれているほやの調理手順をご紹介します
ホヤの調理手順
1.頭部を切り落とす
まずは頭部の2つの突起(他の突起より大きいです)を見つけます
そこを基準にサクッと切り落としますが、中からほや汁ブシャァァァァになるため、要注意!!
ちなみにそのほや汁も後で使うため、コップを準備しておきましょう
ちなみに・・・皮、結構硬いので、指を切らないように気をつけましょう(マジで硬い)
ちなみに、まな板の上に置いただけでそれなりに磯の香りがしてきたので、香りは強そう
2.下側も切り落とす
頭部を切り落としたらこんな感じ
同じように下側も切り落として(コッチの方が硬い・・・)、真ん中の部分を縦に切って身を開く
包丁で切ろうにもなかなか切れないほど固いので、包丁の先端で突き刺してから切っていきました
3.指でオレンジ色の身を取り出す
中にあるこのオレンジ色の身を取り出します
これが食べる部分となります
生食として食べるのであれば、洗わずに食べます(後に洗うこととなったけど…)
さばくと、もう手が、釣りの帰り並みに海の匂いがまとわりついてた…
キッチンは磯の香りで充満…
完成
というわけで完成です
ホヤ汁に付けて食べるみたい
ちなみにこれがほや汁
肝っぽい茶色感
いざ、海のパイナップルを実食!!
洗剤のような後味があり、あまり好んで食べたくない味…
そして匂いもなんともいえない金属…臭??的な香りがする
それもそのはず、ホヤは【鮮度が命】の食べ物で、本来新鮮であればこの磯の香りも少なく食べやすいとのこと
そしてこの金属臭や洗剤のような後味も、鮮度が落ちた証拠
冷たい海水に浸しておくといくぶん鮮度の落ち具合はマシにはなるものの、基本的には現地でしか食べられないものなのかな?といった感想で締めたいと思います
よって、回答としては、『現地の三陸地方以外でホヤを食べるな』です
いつか再訪したときには、またホヤに挑戦してみたいと思います
それではまた