【日本一周準備シリーズ】荷物より先に必要な社会的準備
旅を始めるには色々と準備が必要かと思います。
今回は2019年度に日本一周を達成した自分の経験を元に解説していきたいと思いますので、ぜひ参考にしてみて下さい。あなたの日本一周のお役に立てれたら嬉しいです!
今回は一番最初にやっておかないといけない社会的な準備について解説していきます。
ざ~~~~~っくりとしたスケジュールを立てる
本当にざっくりとしたもので構いません。
- 「春にスタートして秋にゴールする!」(このパターンが多数)
- 「1日1県で47日間で回る!」
- 「丸1年かけて春夏秋冬の旅にする!」
- 「2~3年単位で旅をする!」
この程度で構いません。具体的な旅のルートなどはまだ必要ありません。
ざっくりとしたスケジュールを立てないと、予算も見通しがつかないためです。
大金持ちで湯水の如くお金があるならば、スケジュールは要らないかもしれませんね!!
もしくは、旅をしながら稼ぐという方法もアリですね。
予算を考えておく
予算は大切です。
お金が無いと旅もできませんし、ケチってばかりだと旅も楽しめないですよね?
私の場合は旅中に使った金額が約67万円でした。
出発前にエアマットやポータブルバッテリー、クッカーなどを購入していますので、事前準備物を含めると70万円以上日本一周に使っています。
予算表
ちなみにおおよその目安と思って、出発前にざっくりとした予算表を作りました。
項目名 | 概算 |
---|---|
ガソリン代 | ¥ 150,000 |
有料道路 | ¥ 3,750 |
コインパーキング | ¥ 30,000 |
フェリー代 | ¥ 39,900 |
車両メンテナンス代 | ¥ 4,000 |
食費 | ¥ 200,000 |
観光費 | ¥ 100,000 |
お風呂(温泉・銭湯) | ¥ 40,000 |
宿泊費 | ¥ 50,000 |
コインランドリー | ¥ 12,000 |
合計 | ¥ 629,650 |
この予算についての概要は以下の通りです。
- 海岸沿いに一周すると12,000kmの為、多めに見積もって15,000km。燃費は15km/㍑で計算して、1000㍑必要。ハイオク@150で計算して15万円。
- 有料道路はしまなみ海道・瀬戸大橋・関門トンネル(2号線)往復の合計額。
- コインパーキングは1日500円x60日分。
- フェリーは青函フェリー往復・フェリーなんきゅう片道の合計額。
- 車両メンテは一時帰宅時にオイル交換予定なのでそれ以外で2000円x2回。
- 食費は1日2000円x100日。
- 観光はざっくりと10万(何の目安も無く)。
- 温泉は800円x50日(温泉博士使用)。
- 宿泊は5000円x10日分(週に一度未満)。
- コインランドリーは600円x20回(1.5kg/1日計算で5日分で7.5kg 洗濯8kg400円+乾燥20分200円)。
という試算。
そもそも何日かによって差が出るため、何日分っていうのも項目によってあえてバラバラにしています。その理由としては、
当初は3ヶ月と思っていたので90日。食費は2000円で収まる気がしないので100日で計算。宿泊は少なめに10日分にしてみたりといった感じで。
それでもおおよそ「63万円」が必要というのが見えてきたので、そこから更に多めに見て80万円ぐらいあれば可能だなと考えました。
それでも足りないなら旅の途中でアルバイトしたら良いかな?
目処が立てば退職へ!
当然こんな長期間休ませてくれる企業はそう無いと思うので、ほとんどの方が退職して無職の旅になるかと思います。
なので、予算があるかどうか?が重要なんです。
予算が貯まってから退職しましょう。
退職するには民法上は退職日より2週間前に伝える必要がありますが、実情やはりなかなかそれも難しいかと思います。
お世話になった会社に後腐れなく退職するためにも、1~2ヶ月前より伝え、仕事内容の引き継ぎを行いましょう。
具体的な退職の流れについては、このブログで公開している【転職シリーズ】をご覧下さい。
基本的にやることは、
- 辞めることを伝え、仕事内容を引き継いで、退職届を出してサヨナラ
- 健康保険の手続き
- 年金の手続き
- (やりたい人のみ)ハローワークの開始手続き
です。
まずはこれらを終わらせてから準備に入った方が良いです。旅中は準備万端の方が良いですよね?
一時帰宅する可能性を考慮する
日本一周勢の大半は春にスタートして秋に終了する方が多かったなと感じました(2019年)。この春から秋にかけて、何かしら重要な用事とかはありませんか?
お役所類の手続きや友人の結婚式など、一時帰宅が必要となるケースも人によってはあり得るかもしれません。
また、旅の途中にトラブルなど発生し、一旦自宅に戻らないといけない場合もあるかと思います。
その際の交通手段は、トラブルが発生した現在地にもよるので事前に考えておく…なんて器用なことはできないと思います。問題なのはその時の交通費・宿泊費です。
そういう時のために、上記の予算表の中に予備費・予備交通費などの科目を追加しておくなどして、万が一にも対応できるようにはしておいた方が、旅をする上でも安心感が増します。
ちなみに私は6分割でしたので5回も地元に帰りました(全て用事にて)。
交流ツールを準備する(任意)
「ずっと一人旅が良いんだー!」なんて人は不要かもしれません。
また、SNSにUpすることによって自分の現在地なども分かってしまうため、無用なトラブルが発生する可能性も否定はできません。
なので、このあたりは「自分はどういう旅にしたいのか」によって変わってくるかと思います。
SNSで他の日本一周勢と交流を深める
パッと投稿できるということもあり、SNSアカウントとしてはTwitterを使われている方が一番多かったように思えます(2019年)。
他の日本一周勢のリアルタイムな動きも見えるため、「こんな素敵な場所があったんだ」という発見もよくあるので、当初は予定していなかった観光地などへ行くことも多々ありました。
そういう情報ツールとしても役立ちますし、もちろん交流を作るツールとしても役立ちます。
ハッシュタグ「#日本一周」で見てみて下さい。大量の情報が流れています。
ブログを活用する
コチラは途中で更新が途絶えちゃう人が多数なので、オススメ度としては微妙ですが一応紹介しておきます。
ブログは主に1日分のできごとを1記事としてUpしている方が大半でした。
Twitterはリアルタイムには強いツールですが、なかなか1日の全体像が見えてきませんので、そういった意味ではブログは自分自身の旅の履歴にもなるという利便性もあります。
Twitterとは使い分けができるので、どちらか一方ではなく両方共やってみる価値があります。
ただし、毎日更新するのは大変なことです。そんな暇があったら早めに寝て次の日に備えたいですよね。
旅人と一緒に居る日は、みんなで乾杯する時間に充てたいですよね。
なので、なかなか続けることができずに途中で挫折している人は多いです。
挫折するぐらいなら、最初からブログをやらずに、その日その日の旅をめいいっぱい楽しんだ方が旅の質は向上しますので、ブログはやるかやらないかをじっくり考えてみて下さい。
名刺を準備する
こちらは物理的なお話です。
SNSを活用していると検索してすぐ見つけられるため、名刺は不要…のように個人的には感じますが、実際は名刺を持っている方と持っていない方、半々ぐらいでした。
ただえさえ荷物は減らしたい所なので、このあたりも一考したいところですね。
ですが、旅が終わってからでも交流が続いたり、また日本一周勢以外の方にお渡しする機会もあるため(お世話になった方々など)、名刺は作ることをオススメします!!
私の場合は、普段は真面目な名刺を作っているため、日本一周用ぐらいはギャグ路線でいこうと思い、見た目を某マップ風のパロディ的なデザインにしました。
これだけで出会った方との話題が一つできあがるので、ネタに走って良かったなと感じています。
ちなみに当方で名刺作成を承ることも可能です。印刷は専門業者に発注しますので、家庭用プリンターではできないしっかりとしたものができあがります。
業者にお願いすると紙も印刷機も違うため、とても質感が良いです。
せっかく作るならこの日本一周のタイミングで、ワンランク上の名刺を作ってみませんか?
参考までに以下に見本をお見せ致します。
このテンプレートをそのまま名前やURLなどの情報を差し替えることも可能ですし、「こんなの作って欲しい」という要望がありましたら可能な範囲内でしたらもちろんお受け致します!
印刷枚数にもよりますが数千円(印刷費込…というかほぼ業者発注代です)で制作可能ですので、まずは相談だけでもお気軽にご連絡下さい。
連絡先はTwitterアカウント@skyarea_networkか、メールskyarea.network@gmail.comまで。
日本一周看板を準備する
周りの反応が全然違います。
いろいろな人と交流したい場合であれば、ぜひ看板を準備しましょう。
私は他に目的があったため、日本一周看板は沖縄県内をレンタルバイクで走りまわった時しか掲示しませんでしたが、反応は全然違いました。
出発直前に思いついたので、急ごしらえで適当に作りました。
せっかくの日本一周、現地の方とおしゃべりするのは楽しいですから、そのきっかけを作ってくれる日本一周看板を作ってみませんか?
コチラも名刺と同じくデザイン承り可能ですので、相談だけでもお気軽にご連絡下さい。
見本につきましてはまた気が向いたら作ってみたいと思います。
連絡先はTwitterアカウント@skyarea_networkか、メールskyarea.network@gmail.comまで。
というわけで、社会的な準備に関する部分に重点を置いた解説をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
SNSや名刺なんて道具の準備に含めないの?って思うかもしれませんが、今のうちからこういう旅に関連する準備はワクワクしますよね?
それに、「こんな準備しました」とかってSNSにUpしている人も多いので、旅に行く前からアカウント開設はしても良いかなと思いましたので、今回の項で紹介しました。
だって、それもある意味社会的準備でしょ??
それではまた。