スーパームーン2020を観測! 昨日見逃した? じゃあ今日は眺めよう!
およそ年に一度の割合で定期的に見られるスーパームーン。
それがこの4月7日の夜から8日の早朝にかけてとのこと。
なので今回、そんな話題にあがったスーパームーンの撮影をしましたのでご紹介致します!
※ちなみにこのサムネイルの月は実際に今回撮影した月を神戸の夜景と合成しております。
- スーパームーンって何??
- スーパームーンが見られる地域
- スーパームーンのピークタイムは?
- 撮影方法・環境は?
- 撮影機材は?
- 実際に観察した場所は?
- 実際の撮影した写真を公開!!
- 次回のスーパームーンは?
スーパームーンって何??
SNS上でも話題に上がっているスーパームーンですが、月が地球に最も接近している状態の満月のことを指します。
ちなみにスーパームーンとは正式な用語ではないらしいので、あくまでも通称です。
天文学的には満月のスーパームーンを「Perigee full moon」と呼んでいます。
ちなみに新月もスーパームーン(Perigee new moon)ですが、新月は写真に納められないせいか話題に上がってくることが無いです。
スーパームーンが見られる地域
ほぼ全国晴れ模様とのことで、ほとんどの地域で見れた情報が上がっております。
日本一周中に訪れたあの場所からでも見られると思うと、感慨深いですね。
スーパームーンのピークタイムは?
残念ながら綺麗な満月は明るい日中です。
11時35分頃になります。
昨日見られなかった方は今晩に期待ですね!
撮影方法・環境は?
スマートフォンではさすがに厳しいと思いますが、一眼レフであれば十分手持ちで撮影できます。
星空撮影とは違い、月自体は元から明るい上にスーパームーンなので、いつもより明るいため、街明かりがあるような場所でも十分撮影は可能です。
目安としては、望遠レンズ(できれば300mm以上)を用いて、マニュアル設定で
ISO100 - F8 - SS400
ISO400 - F8 - SS800
あたりで設定すれば良いかと思います。
露出具合はシャッタースピードで微調整して下さい。
このぐらいのシャッタースピードで撮れるため、三脚もレリーズも不要で、手持ちで十分撮れます。
レンズに手ブレ補正が無い場合、念の為三脚とレリーズを準備下さい。
撮影機材は?
私の撮影環境
EOS 70Dと300mmの望遠レンズの組み合わせで撮影しました。
オススメ機材など
上記の組み合わせだと94,700円(EOS 70D)と54,000円(望遠レンズ)ということで、148,700円もかかってしまいます。もっと安くでも充分撮影できますので、オススメ機材としてご紹介致します。
EOS40Dが中古なら7,000円です。レンズも安価な12,800円です。ただし手ブレ補正が無いため、今回の満月ではシャッタースピード的には不要といえば不要ですが、今後それ以外の撮影のことも踏まえて、できれば三脚が欲しいです。最低限ネックストラップをピンと張って、手ブレしないように撮りましょう。
ボディとレンズで19,800円です。だいぶ現実的な価格ですね。
実際に観察した場所は?
自宅から見上げました。
方角的にベランダの無い方向でしたので外に出ましたが、自宅からでもじゅうぶん見ることができました。
大きさなんて夜空に浮かんでいるものを見ても分からないと思うので、本来であれば日没直後ぐらいの時間帯に、背景の山々やビル群と一緒に月を撮れば理想かなと思います。
実際の撮影した写真を公開!!
焦点距離300mm - ISO100 - F8 - SS400(1時20分頃)
の設定値で手持ちで撮影し、トリミングしたもの。
同じ設定値で少しホワイトバランスを調整。
コチラは安価でオススメしたEOS 40Dの方で撮りました。
焦点距離300mm - ISO200 - F8 - SS400(1時50分頃)ですね。
十分撮れたでしょう?(色味が違うのはホワイトバランスの設定の違いであり、カメラの性能差ではありません)
ちなみにビギナーにオススメのEOS Kissシリーズでもほぼ変わらないものが撮れると思います。
次回のスーパームーンは?
2021年5月26日頃です。
ちなみに前回は2019年2月20日でした。
およそ1年に一度見られるので、今回を見逃した方は次回!!
…より前に、まずは今日の月を見てみてはいかがですか?
それではまた。